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MHP2Gオトモアイルー小説 第30話 祝福の風
2008年7月7日 (月)
検索タグ: 小説 MHP2G PC故障中 オトモアイルーが主人公! もう既に色々とカオス
最後の注意
これは小説です。ブログなどではございません
それではどうぞ
蒼い空が見えた
ダイアナは空を見ながら仰向けに寝そべっている
周りは草原
時期は温暖期
花が咲き誇り草が生い茂り
風が温かく日差しが強い
世界が氷と終焉に包まれることは無かった
周りには子供のアイルーがいる
6匹の様々な毛並みのアイルー達
遊びまわり忙しなく動き回る子猫たち
直ぐ傍をアプトノスの親子が横切る
周りには巨大な竜もいるわけではなく静かで平和だ
ダイアナが目を覚まし背伸びをして起き上がる
周りの子アイルーを確認すると
「さて、そろそろご飯の時間だし帰るにゃ」
周りの子アイルー達は全員声を合わせて「はーい」と元気よく返事をする
あの戦いから6年が経った
ダイアナはあの日以来槌を握ることは無かった
モンスターと戦うことも無くなった
今では子供達相手に戦う日々
握るものはフライパンにお玉と家事に勤しむ日々だ
今生活を送っているこの村の住人の中でダイアナが伝説のアイルーであることを知る人は居ない
今では家庭を築き上げ平和に暮らしている
夫と結婚し子供達にも囲まれて幸せに暮らしている
ケット・シーはそれを静かに見守っている
(今日も平和だな~だけど僕を物置に放置したまま6年経つのはちょっと酷いな~)
”静か”という表現を訂正しよう、多少愚痴をこぼしながら見守っている
(たまには俺を使ってくれよ~)
ダイアナは鳳流槌を厳重に保管(放置?)している
もう戦うことが無い様に願うかのように
「ダイアナさ~んお客さんが着てますよ~」
家の外の方から声がした、隣の家のショウさんの声だ
「誰ですかにゃ~?」
家の玄関を出ると其処には懐かしい顔があった
RIMUである
「久しぶりダイアナ」
久しぶりすぎて一瞬誰か分からなかったが声を聞いて思い出した
「RIMU、久しぶりだにゃ」
ダイアナは自分の家の中に招き入れる
「どうしたの?久しぶりに訪ねてくるなんて」
「丁度この辺りでリオレウスの討伐指令があってねそのついでに立ち寄ったのさ」
「まぁ立ち話もなんだし入って、お茶でも淹れるよ」
ダイアナはRIMUを家の中に招き入れると台所の棚からお茶葉を取り出し淹れ始めた
ダイアナの子供達が珍しい来客に警戒しながら様子を伺っている
来客用のソファーに腰掛けたRIMUは子猫たちの視線に気がつくと笑顔になった
子供達はその笑顔を見るなり警戒を解いたのか多少怖がりながらも近寄ってきた
(かわいいな~この時期のアイルーは・・・実験対象で一匹貰っていこうかしら)
笑顔だが考えることは相変わらず危険な人である
膝に乗ってきた子アイルーの頭を撫でながらノンビリしているとダイアナがお茶をお盆に載せて歩いてきた
お盆に乗ったお茶をRIMUの前にあるテーブルに置く
そして子供達に邪魔だから部屋に居なさいと皆に言って部屋から追い出すと話を始める
「しかし、変わったねダイアナも」
「ん?」
RIMUがダイアナを見ながら喋りだす
「あの頃の貴方は世界を救ったヒーロだというのに今では唯の専業主婦だものね」
「まぁね」
そう一言言うと自分のお茶に口をつけるダイアナ
「ダイアナ、貴方は何故戦いから身を引いたの?」
RIMUがダイアナに問いかける
お茶から口を離し受け皿にカップを置きRIMUの問いに答える
「もう守るものが無いと分かってしまったからかな」
「ポッケ村のことね」
「そうだにゃ」
RIMUがお茶に口をつける
ポッケ村は飛竜が狂った6年前の事件で壊滅したのだ。
ポッケ村を守ることを使命だと思っていたダイアナにとってはポッケ村無き今では戦う意味が無いのだ。
「そういえば鳳流槌はどこにやったの?まさか捨てたというわけじゃ」
「地下の倉庫に厳重に保管してあるにゃ」
「それもそうだよね、伝説の武器なのだから」
ダイアナがお茶に口をつける
其処を壁越しに聞いていたいたずら子猫が居た
いたずら子猫は地下に通じる階段を降りていく
時間が過ぎていく
二人は今までの出来事や近況、夫や子供に対する愚痴や狩り話や様々なことを話して時間をすごした
RIMUは太陽がオレンジ色に変わるのを見ると
「久しぶりに貴方とおしゃべり出来て楽しかったわ」
と帰ろうとした時であった
大きな爆発音
二人は外へと急いで出て行くとそこにはリオレウスがダイアナの子供の一匹のリョウを襲っていたのだ
リョウの手には鳳流槌が握られている
「りょ、リョウ!RIMU!お願い」
「言われるまでもないよ!」
RIMUが急いで刀を抜きリオの尻尾を切断する
尻尾が切られたことによってバランスを崩し倒れるリオレウス
RIMUがリョウを片手に担いでその場から離れダイアナの下へと駆け寄る
ダイアナが小さな猫を抱きながら叱る
「この馬鹿!何やってるの!」
リョウが涙目ながらダイアナに抱きながら謝る
「ごめんなさい、ごめんなさい」
村人達やダイアナの子供達が騒ぎを駆けつけ集まってくる
「ダイアナ!いくよ!」
頷くとリョウの手から鳳流槌を手解く
立ち上がるダイアナ
炎が6年ぶりに灯りその力を解放する
「いくよRIMU」
そう言うと猛スピードでリオレウスの目の前まで接近し頭に乱舞を叩き込む
RIMUも近寄り足を念気切りで切断すると
二人は息を揃えて心臓部を狙った攻撃を繰り出した
倒れていくリオレウス
ダイアナは槌の炎を収めRIMUは刀を鞘に納めた
風として駆け抜けてきた日々
あの日が懐かしく感じられる
周りの者は静かな風を見ていた
蒼い炎を宿す白い風を
その場に居た者はダイアナとRIMUの戦いに心を奪われていた
ダイアナの子供達も例外ではない
白い風の子供は自分の親のその姿に心を奪われていた
何時もとは違う姿の母親それと供にする刃の女性
蒼い炎をその腕に宿し旋風の如き速さで竜をなぎ払いその見えない刀で血を払う二人の姿は美しいとしかいいようが無かった
「あぁ~こいつが仕事のリオレウスだったか、ダイアナが居てくれたおかげで楽に終わったよ」
「いや、礼を言うのはこっちだよありがとう」
息子と村を救って貰ったことを感謝するダイアナ
「リョウ!」
あまりにも驚きの出来事ばかりで放心状態のリョウを呼ぶダイアナ
「アンタが原因なんだから謝りなさいを言いなさい!」
リョウが怖がりながら前に出てくる
「ごめんなさい」
頭を下げながら謝ったリョウ
微笑みながらいいよと返すRIMU
ダイアナとリョウを怒っている姿を見るとRIMUは不思議と笑みが込みあがる
そしてダイアナに向かってこう一言
「貴方本当に変わったね」
「ん?」
リョウの耳をつまみながら摂関をしているダイアナがRIMUの方向を向く
(今の貴方は良い母親だよ)
ダイアナは首をかしげるRIMUは踵を返して歩き始める
「帰るのかにゃ?」
「仕事も終わったしね、それじゃあまた機会があれば」
その時ダイアナの手から逃れたリョウがRIMUに向かって手を振りながら叫んだ
「ありがとうにゃ!」
RIMUはリョウに答えるように左手だけを挙げて答えた。
今日も風は吹き続ける
白い風を巻き起こした蒼い炎を宿す猫は母親となって今日も普通に生活を送っている
暖かい日にあたり
美味しい料理を食べて
子供達の世話をして
夢を見て
平和の中に静かに生きていく
風は今日も祝福を運ぶために吹き続けている
-End-
(更新 2008年7月7日 (月) 14時37分) / 2 コメント
2008年7月7日 (月) 17時02分
第一部?完結お疲れ様です。 いや~まさかこんな風に落ち着くとは、良い意味で予想が外れました。 さりげなく第二部の複線を張っているのもいいいですにゃ~w
是非、第二部も宜しく御願いします~
2008年7月8日 (火) 08時53分
コメントありがとう^^
さぁーてセカンドシーズンですが…w 今回はちょいとバトルから離れます(^^; ほのぼのハンター(?)的な内容になるのかな~w
まぁお楽しみにノシ
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