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MH小説第二章 第六話 プレゼント
2008年7月30日 (水)
検索タグ: モンハン 小説 カオスです
これは小説であってブログではございません(^^;
風が吹く
重い剣の一閃は命を屠る
されど命は剣よりも重い
どんなものよりも重い
ナギの放った一閃は命の力に撥ね退けられた
いくら間抜け面のババコンガだろうと命は重い
剣は皮膚を通すことなく硬い毛皮ではじかれる
怒り狂う牙獣はその豪腕でナギを力一杯なぎ払い吹き飛ばす
鉄で出来た鎧はへこみナギの体に衝撃を与える
体の前方部に殴られた衝撃、吹き飛ばされ地面に背中を打ちつけ喰らう衝撃
すぐに体制を立て直すために立ち上がる
ババコンガはナギが立ち上がるのを見ながらも無視して村の方向を突き進もうと走り始める
「な!そっち行くんじゃない!」
ナギは急いで閃光玉をババコンガ目の前に投げ込み足止めをする
閃光が辺りを包む
ババコンガは目の前で発生した光に目をくらませた
「うっし!」
ナギはババコンガが怯んだのを確認するとナギはハンターナイフを持ちババコンガに急いで接近する
(ハンターナイフの切れ味じゃ弾かれるか…なら!)
膝を曲げて地面を蹴り飛び跳ねながら一気に切りかかる
肩の部分を刃が触れる
だがこれでも弾かれる
「なに!これでも刃が通らないのか!?」
ババコンガは無我夢中で暴れて回り手当たり次第に攻撃を繰り広げるが目が見えない状態ではナギに攻撃が入るわけも無く拳は全部空を切る
(考えろ、何か他の方法で奴にダメージを与えないと)
ハンターナイフの切れ味では肉質の弱い箇所に入れなくては弾かれるのが関の山である
ポーチの中に有る物を手探りで確認する回復薬、砥石、閃光玉、ペイントボール、強走薬、タル爆弾、そして
(あ、これがあったか)
取り出したそれは手のひらサイズに縮小されている落とし穴である
それをおもむろに足元に設置する
トラップツールの内部にある火薬が小爆発を起こし地面に穴がその場に空きそれをネットが展開しその場に出来た穴を覆い隠す
設置したタイミングで丁度良くババコンガは閃光玉の効力が消え落とし穴の目の前にいるナギに飛び掛るが
落とし穴のネットが引き裂けババコンガの腕がネットに絡まり体の上半身が穴に落ちた状態になり下半身を逆さまにしたまま足をもがくように暴れている
その姿はどう見ても滑稽だが命賭けの戦いの最中であることに変わりは無くナギはその姿に特に何の感想も考えずに次の行動に移る
ババコンガの近くに爆薬を大量に詰め込んだ大タルを設置するとすぐにその場を離れる
ポーチからペイントボールを取り出す
(タイミングは一瞬だな、あいつが顔を出す一瞬)
落とし穴の周りの地面に亀裂が入る
だんだんとババコンガの上半身が地面から抜け出してくる
肩まで出てきたところでペイントボールを大きく振りかぶり大タル爆弾に投げつける
衝撃で爆発するタイプの爆薬を詰めている爆弾はペイントボールとぶつかった衝撃で大爆発を起こす
辺りに熱風と炎が包み込む
爆煙の向こう側で獣の悲鳴が聞こえる
ナギは目を凝らし爆煙の向こう側を見ようとする
煙の向こう側に倒れている桃色の毛皮の牙獣が居た
顔面から大量の出血を確認できた
だがそれでも村に突き進もうとババコンガは立ち上がり村の方向に足を引きずりながら歩を進める
ババコンガの声が聞こえたどうやら逆上状態から精神が立ち直ったようだ
「行かなくては、早く行かなくては…」
(聞こえた!?良し、説得できる)
「聞こえるか?俺の声を聞くんだ」
ババコンガはナギの方向を見る
「これ以上邪魔をするな…俺には果たさなきゃいけないことがあるんだよ」
足を引きながらもまた歩を続けようとする
「そうは行かない俺には守る村があるからな」
ナギがババコンガの目の前に駆け寄りナイフを翳す
「これ以上、村に近づくならその頭の部分をこのハンターナイフで切り裂いて抉り脳をさらけ出すことになるがそれでもよろしいかな?」
警告や冗談では無い
だがババコンガの目も冗談や警告で出せるものではない
命を賭けている確実に腹をくくって村に近づいているのがナギには分かった
「何が目的だ?普段村を攻撃することが無いババコンガが何故俺の村を襲う?」
「襲うつもりなんか無い盗まれたものを返してもらうだけだ」
ナギはその一言を聞くとハンターナイフを下ろした
「何?何を盗まれたというんだ?」
「鉱石さライトクリスタル」
ババコンガが引きずる足を止める
(ライトクリスタル…そういえばこの前)
ナギが二日前の出来事を思い出す
二日前流れ者のハンターがババコンガと戦ったという出来事があった
そのときのハンターはどうやら戦いに敗れ命からがら逃げ延びてきたそうだが尻尾を切り落とし持ち込んでいたライトクリスタルを自慢げに工房員のおじちゃんに手渡していたのを思い出す
(まずいな、確実にあれだ(ーー;)最早あのライトクリスタルがこの世に存在していることは無いな~確実に工房で加工されてるよな…)
「あれはな、隣の密林の娘にプレゼントしようとしていたんだ」
ババコンガが語り始めたさっきの切羽詰まったような顔でなく緩やかな顔になって(血まみれだが)
「その娘のことが好きなの?」
「あぁ~だけぇっどさ俺っちておじんジャン、娘っこなんかと年が離れすぎっとさ~やっぱしプレゼントかな~とか思ってべさ~」
かなりの訛りである少し聞き取るのに苦労した
にこやかに話すババコンガを見てナギは凄い心が痛むと同時に心拍数が異常値になっていた
(やばい、まじヤバイ、バレタラ確実に村を攻撃するぞこの猿…)
「ま、まぁーライトクリスタル一つでしょ?流石に村に襲うにしては、リスクが多いでしょ、もう少し鉱山を掘ったりしたりとかはしなかったの?」
ババコンガがナギの前にしりもちを付いて座り込み、腕を前に出して空を描くようにライトクリスタルの大きさを表した
「こぉーんなでっぇけぇライトクリスタルだったんだぞ?しかも珍しく綺麗に澄んだ色だったしこれっきゃ無いと思ってさ~」
ナギはその大きさを自分の工房で聞いた話を思い出す
(そういえば、何か今年一番の大きさの上に純度もノヴァに近い純度って工房のおっちゃんが喜んでいたな…)
「んでさおめぇーあの村のモンならちょっとばっかしあの石ころさ俺っちに返してくれるようにたのめねぇかな?」
(これなんて死亡フラグ?)
正直ナギはこの日に死ぬだろうと思った
(な、何か言い訳…何か言い訳を…そうだ!)
「いや~でもさライトクリスタルなんていまどき流行んないよ、今はノヴァクリスタルだよノヴァ!こっちの方が彼女のハートをゲットできるよ~」
正直かなりキツイと思った
だがババコンガは…
「おぉ!そりゃ~いいアイディアだなぁ」
と閃いたように手をぽんと叩き立ち上がる
(さすがババコンガ助かった)
そして満足したような顔で村とは反対の方向へと歩いていく
途中振り返り手を振り「それじゃあ~」と言い放ち凄い脚力で森の中をジャンプしながらエリア移動していく
ババコンガの姿が見えなくなるまで手を振り続けたナギ
内心は生きた心地がしなかったが何とか村を守ることが出来たのでこれもまた良しと思い村の方向に歩いていく
村についたら流れ者のハンターに一発顔面に殴りつけてやろうと思う一日であった
終了~
次回予告ー
風のように走り抜ける剣士
月が浮かんでいる限り剣は鞘に納まることは無い
私は戦い続ける…
じか・・・(ラケー●ンハンマー!
貫けー!!!!!ガシャーン(何かが壊れる音
さて次回は~まぁ~(多分)ナギさんの家の猫のお話です(^^;
それでは~ノシ
(更新 2008年7月30日 (水) 17時32分) / 2 コメント
2008年7月30日 (水) 18時33分
一言で言うと。
ワロタwwww GJ!
2008年7月31日 (木) 01時20分
うむ、久々に読めて嬉しいぞ^^
とりあえずリンク貼ってあるので全公開にして貰えるとすごーく嬉しいかなー^^;;
次回も期待していまっす!^^
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