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紅玉等についてのベゾアールとしての雑感
2007年9月6日 (木)
検索タグ: MHF 玉 ベゾアール
シーズン1.5にバージョンアップされ、アイテム等増えているようだ。火山で採掘に行ったところユニオンがゴロゴロと出てきたのでもしかすると入手確率も変わっているのかもしれない。新しいものとして「ネコ毛の紅玉」というものを拾った。ネコの体内で出来上がった毛玉とのこと。いわゆる糞石とか胃石とかベゾアール(bezoar)よばれるものなのだろう。
毛で出来上がったものはたしかトリチノ・ベゾアールとよばれる。ニール・ゲイマンのサンドマンにてミューズを監禁していた男がベゾアールの受け渡しを要求するが、それがトリチノ・ベソアールだった。異物を飲み込む癖のある女より手に入れたもので、まだ柔らかく、持ってきた男もベゾアールは堅い石との印象があり心配だったようだ。
異物を飲み込んで出来上がるベゾアールで有名なものに竜涎香がある。これは稀に浜辺に打ち上げられたり海に浮いているのが見つけられ、高価な香の原料として珍重される。古人はこれを海底の竜が寝ているときに垂らした香り高い涎とし、竜涎香の名となった。実際はクジラの体内にて食らったイカの嘴などから体内を守るために出る分泌物や老廃物で作られるベゾアールである。これは竜のフンとか竜の涙と呼ばれることもある。捕鯨が盛んだった頃はこの竜涎香も体内から取り出され取引されたようだが、体内から排出されて時間をかけて変成したものでなければ良い香りは出なかったらしい。
澁澤龍彦によるとヨーロッパにおいてはベゾアールは毒よけの秘宝として珍重された。中世貴族の世界では毒殺は珍しくなく、有名なイタリア・ボルジア家の毒楽カンタレラの例や、黒ミサを行ったモンテスパン侯爵夫人事件の毒薬師ラ・ヴォアザン、ただ毒殺を楽しんだブランヴェリエ公爵夫人など、猟奇的な事件は後世までよく語り継がれるせいもあるが数多くの例があがる。そういう世の中、毒に対する権力者の意識は高く、塩の厳しい管理(精製度合いによっては砒素とおなじような見た目に見える)や、名は失念したがあるフランス国王が毎日自分でゆで卵を作って朝食をとった、など毒を避ける対処法の中にベゾアールの所持もあった。これは一種の護符であり、毒殺を恐れる中世貴族王族の間では所持するだけであらゆる毒を除くそれは法外な高値で取引された。貸し出しだけでもかなりの金額にて行われたそうだ。
今回のMHFでは結構な数の玉がでる。ヒプノックの胃石や稀胃石はそのままベゾアールであるし竜玉や各種の紅玉もそういうものなのだろう。尻尾からの剥ぎ取りででも出てくる火竜や雌火竜のものは尾の毒管に生じる結石なのかもしれない。剥ぎ取りで出てくる玉はそんな風に考えていたが、ネコ毛の紅玉は殴られた拍子にポロっと体内からでたのかと考えるとおかしくもありいやな感じもする。
今回これを書くにあたって軽くネットの記述も見てみたが、ベゾアールはどうやらハリー・ポッターにて解毒薬として用いられていることでなかなかに知られているようだ。こちらでは薬であり、持っていることによって毒の効果を無くす物という設定ではないらしい。
(更新 2007年9月6日 (木) 16時50分) / 1 コメント
2007年9月6日 (木) 19時45分
ネコなのでほっといても毛玉くらい吐くさ。ゲボァ。
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