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チンクイ
2007年12月27日 (木)
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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 出演: サシャ・バロン・コーエン 監督: ラリー・チャールズ
カザフスタンのTVレポーター、ボラットが祖国のため、文化学習ドキュメンタリー撮影にアメリカへと向かう。当初はニューヨークロケの予定であったが再放送のベイウォッチを見たために方向一新。パメラ・アンダーソンとの結婚に向けて一路カリフォルニアへと向かうこととなる。
ボラット。ABC(アメリカバカコメディ)振興会で見かけてから気になっていた映画がDVD化されたので購入。MANKINI水着と髭つき。それはまあ良かったのだがパッケージを開けて大笑い。ディスクのデザインがDVD-R。タイトルはマジック書き(風)だ。やるなぁ。
内容は架空のカザフスタン人TVレポーター、ボラットが周りの人に迷惑をかけていく話。行いは非常に下品で、差別的だ。ボラットの言動に人々は侮辱されたと怒ったり、逆に寛大にたしなめようとする。 しかし、ボラットは(表面上は、または彼らの文化行動の中では)非常に礼儀正しい。人々にはにこやかに接し、丁寧に挨拶をする。マナー講座も受けたし、それに則って行動をしている。 この映画の面白さは、ボラットの持つ文化的な差異を見せられた人間が、異文化に寛容に接する文明国の看板のため、あからさまな怒りや侮蔑を表すことができないところにあると思う。取材の対象者にとってボラットは厄介者であり、ジョーク講師もマナー教師もフェミニストも医者も銀行員も彼らの常識以外の常識を持つボラットに困惑し、嫌悪し、忌避しようとするが、強い非難をあげることはできない。劇中それを露骨に表したのは地下鉄の一般人とロデオ大会主催の南部保守派の人間くらいだ。そして彼らの行動は正しく映るようには撮られていない。わけもわからず袋詰めされかけたパメラ・アンダーソンは別にして。
この映画は別にカザフスタンを馬鹿にしているわけではない。ボラットの出身国はカザフスタンである必要はない。異文化圏であり実在のマイナーな国なら(そしてサシャ・バロン・コーエンが扮しても違和感が無い国なら)どこでもいい。ユダヤ人も馬鹿にしているわけではない。サシャ・バロン・コーエンはユダヤ系だ。この映画が馬鹿にしているのは確実にアメリカだ。ボラットに利害関係なくやさしくしてくれたのはパーティーに呼んだ売春婦とヒッチハイクした車の学生、そしてユダヤ人の老夫婦。すべてを失ったボラットに救いを与えるのはキリスト教。ただし創造論者の。南部だから。
まとめるのがめんどくさくなったので唐突に終わる。チンクイ。
(更新 2007年12月27日 (木) 16時04分) / 0 コメント
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