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心温まる微妙な話
2008年1月21日 (月)
検索タグ: 映画
世界最速のインディアン
出演: アンソニー・ホプキンス, クリス・ローファード, 監督: ロジャー・ドナルドソン
ジャッカロープもでているよ! UMAだいすき!
バート・マンローという、実在の人物の話。「江頭2:50のエィガ批評宣言」を読んで興味を持ち購入。この本は映画を数多く見る江頭2:50が映画ファンの視点で真面目に書いていてなかなか楽しい。取り上げているものに有名な映画が多いので江頭がどんな風に映画を見ているかを見る、という楽しみ方も。やはりまじめな人なんだと思う。
あらすじを簡単に書くと「ニュージーランド在住のバート・マンロー(63)は最高速の世界記録の更新を夢見て自分のバイク、インディアンの改造を続ける毎日。旅費を何とか工面し、ついにアメリカのボンヌヴィル塩平原でのレースに出場することとなった。レースでは周囲の予想を裏切り、バートのインディアンはドンドン加速していく。」といった具合か。実際の映画ではバートが狭心症の発作を起こしたり、輸送中の荷物が壊れたり、中古車ディーラーにスカウトされたり、先々でいい仲になったりとそこそこのイベントがおこるが、それがまったくストーリーの本筋に絡まない。特に船便で運ばれたインディアンの受け取りは凄まじく、大方の人間の予想を裏切ったことだろう。 基本的な話としては「もう終わった人だと思われた人間が最後にひと花咲かせようとがんばる」というロッキーとかプレスリーVSミイラ男みたいな話に分類されると思うのだけれども、この話はかなり異端で、主人公が苦労らしい苦労も挫折らしい挫折もしない。精々少し困った、というくらいでしかもそれも脇からするりと親切な人が現れ解決する。 だが、それだからこの映画がつまらないとは言わない。この都合の良さがおじいちゃんテイストで、アンソニー・ホプキンスが好々爺っぽく演じるバート・マンローにマッチしていると思う。関わる人皆バートにやさしく、協力的で、悪人はいない。1つ起こる重大なトラブルもバートのおじいちゃん的思考によっておこるが、それも親切なひとが何とかしてくれる。いいおじいちゃんは赤ん坊と同じで皆が味方なのだ。それに実話ベースなので、レースに行こうというバイク生活の大事なところでトラブルばかり起こる、ということもないのだろう。バートの記録で道中こんなことがあったよ、というのを並べてみたのではないか。
個人的にはラストは帰ってくるところまでではなく、コレクトコールで皆に報告するところまでで締めるのが好みだが、そうするとエピローグが不足だ、という批評も出るのだろうなぁ。自分の好きなキャロルの小説もそうらしいし。
(更新 2008年1月21日 (月) 14時41分) / 0 コメント
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