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ニール・ゲイマン原作の映画というもの
2008年3月15日 (土)
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スターダスト スペシャル・コレクターズ・エディション
出演: ジェイソン・フレミング, ルパート・エヴェレット 監督: マシュー・ヴォーン
アメコミ界やSF界のビックネーム、ニール・ゲイマン原作の映画「スターダスト」。日本人にわかりやすい仕事としては「もののけ姫」の英語字幕とかもやっています。スターダスト原作小説は購入済みですが未読です。読む本も結構たまってしまっているなあ。疲れて寝てしまって読まないでいる。でもMHFはやってるんだよなあ。むぅ。
それはそうとして映画スターダストの感想としては、ゲイマンの書いたものでもハリウッド製になるとこんなになるんだなぁ、という感じ。一般的なゲイマン評は「着眼点を変えた捻った話をしっかりと書きあげる作家」だと思う。これは実は「本筋は王道的な話を書く」ことの裏返しでもある。実際、さっぱり何もできない男が実は神の息子であり、1つだけの取り得を使って困難を解決する「アナンシの血脈」、天使と悪魔の戦いとカギを握る人間、取り換え子を扱った「グッドオーメンズ」、異界に入り込み、現実から切り離された男が元の世界に変える方法を探す「ネヴァーウェア」等、大本はどこかで見たことのあるはずだ。しかしゲイマンは細部に個性を発揮し幻想的な独自の作品を作っている、と思う。
さて映画「スターダスト」。一言で言うとその細部をわかりやすく一般化してしまった感じがする。着眼点を変えず、捻らずに作った作品。しかも大本の話がまたありきたりな童話的ファンタジーなものだから今の時代に作られたものとしては大変なものになってしまった感がある。ご都合主義的に物事がすべて解決すること山の如し。しかしそれは本当はシニカルに描かれるべきものであったのだろうと思う。映像表現としても魔法で指先からビームとかどうなのかしら。正直一陽指のビームより引いた。このような話の魔法の表現方法は「そりゃないだろう」と思わせるようなチープな表現方法がシニカルさが出て適当と思う。杖をサッと振ると(フィルムの切り貼りで)山羊が人間に代わっているような。その辺テリー・ギリアムとかならうまく撮ってくれたんじゃないか、と、強く思った。
大金かけて作られた「スターダスト」よりBBCドラマの「ネバーウェア」のほうがどちらかというとお勧めです。予算がなくてもゲイマンとおなじイギリス人が作っているのでその感覚が近いのではないだろうか。ちなみに現在翻訳の出ているゲイマンの小説の中でも「ネバーウェア」が一番お勧めです。小説以外を入れれば「sandman」と「ですがね。
(更新 2008年3月15日 (土) 16時38分) / 0 コメント
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