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アメコミヒーロー祭り第1夜
2008年8月11日 (月)
検索タグ: 映画 アメコミ
週末はアメコミヒーロー祭り開催となりました。珍しく公開中の映画です。
8月9日 大学の時の先輩が実家帰ってくるというので 「映画観ましょうよ。ドラゴンキングダムかダークナイトあたり」 と言ってみると快いお返事をいただいたので仕事も早々に出かける。行く予定の映画館を見るとダークナイトになるようだ。
で、1時間くらいで先輩の実家近くまで行って連絡入れて待ってるが音沙汰がない。3時。まあいいや、と車でMHP2Gを始める。上級クエストのやってないやつを埋める作業。なかなか連絡がないので5時頃ご飯。食肉センターという男らしい名前の店です。http://tononamaram.com/ 生後1歳以下の羊の肉を焼いて喰らった。あと冷麺とお勧めのステーキも。やはり生ラムはおいしいですなあ。冷麺は酸味強くさっぱりしてる感じ。思いのほかおいしい。でも車なのでビールが飲めないのは難点です。6時。またMHP2G。7時半まで待って連絡くださいとメール打って映画館へ出かける。ダークナイト。9時開始。
「ダークナイト」 ・監督 … クリストファー・ノーラン ・脚本 … クリストファー・ノーラン/ジョナサン・ノーラン/デーヴィッド・S・ゴイヤー 【キャスト】クリスチャン・ベール … ブルース・ウェイン/バットマン ヒース・レジャー … ジョーカー ゲイリー・オールドマン … ジェームズ・ゴードン アーロン・エッカート … ハーベイ・デント マギー・ギレンホール … レイチェル・ドーズ マイケル・ケイン … アルフレッド・ペニーワース
億万長者のブルース・ウェインことバットマンは市警のゴードン、新任検事のデントとともにマフィアの資金源を断つ計画を立てる。そのたくらみに強い危機感を覚えたマフィアのボスたちは、突如現れた怪人ジョーカーにバットマンの抹殺を依頼する。ジョーカーは市の要人たちを血祭りにあげ、バットマンが正体を明かすことを求める。ブルースはデントに新しい希望を見出し、マスクを脱ぐことを決意する…。
まだ公開中なのであらすじはこのくらいまでで。 アメコミ系のサイトでは「キリングジョーク」や「ロングハロウィン」からの影響が指摘されているようですが、ロングハロウィンは読んでおりません。邦訳を…。
前作もそうですがこのシリーズはいろいろな面でリアリティを持たせようとしている。ゴッサムが現代的都市なのもそうですし、本作でブルースの拠点を移したのもその面があるでしょう。キャラクター造形にもその点は見られ、成功しているものもあれば失敗しているキャラもあると思います。前作のラズ・ラル・グールは失敗。スケアクロウはやはり前作の結果誕生したと考えていいのでしょう。本作でも出ました。本作では超有名な2人が扱われますがそれはどうでしょうか。以下思ったこと。
本作のジョーカーは結構普通の人である。狂気の殺人者でありあんなメイクをしているがなんというか理解の範疇にある人間だ。彼はバットマンの裏面として登場し、誰でも少なからず彼の面を持っていることを暴露しようとする。彼は彼だけでなく、皆に彼がいる、との主張だ。これはアラン・ムーアの「キリングジョーク」でジョーカーがゴードンにやったことだ。キリングジョークは非常に評価の高い作品で、ジョーカーを常人の側に引き寄せた作品であると思うが、個人的にはイマイチ好きではない。ジョーカーはヴィランであるけれども、その常人離れした性質が一種のスーパーヴィラン的な性格を持っている。それが彼の魅力だと思うのだ。しかしそれが常人であるとするとどうだろうか。悲劇性を見る人もいるだろうが個人的にはそれは高みから引きずりおろす行為だと思う。本作でもそちらのジョーカーを引きずっているので正直魅力が薄い。レジャーはその意図するキャラクターを捉えて素晴らしい演技をしているとは思うのだが。しかしこれは個人的なジョーカーに関する見方で、この映画の中でのジョーカーの扱いは考えられた良いものであると思う。
ジョーカーに関して面白いと思ったのはオリジンを語らないこと。途中本人の口から話の種として適当なオリジンは語られるが。薬品に落ちて漂白された、という設定はなくなり道化メイクの狂人となった。これもリアリティ重視の一環だろうがここは成功だったのではないかと思う。バットマンはマスクを脱げばブルース・ウェインに戻る。ジョーカーもバットマンがいなくなればメイクを落とし普通の強盗に戻るのだ。2人の対比から考えればこれでいい。獣神の啓示を受けた戦士ではなく人間が相手であれば、人智を超えた狂気ではなく人の内包する狂気を持った男が相手になるべきだ。
対してもう1人。ハーベイ・デント。熱血漢のやり手検事だ。 この話の肝はやはりハーベイ・デントにある。バットマンをある程度知っている人ならば皆ハーベイが誰であるのかは知っているので、彼が最終的にどうなるか、彼の「光の騎士」としての活躍があればあるほど彼は強い悲劇性を持って見られる。これは周知しているキャラクターである故の利点であると思う。その描写をある程度簡略出来るからだ。彼は人の善の側にたつバットマンと悪の側に立つジョーカーの間に2つの面をもつ者として立つ微妙な存在として絶妙に配置されている。正義に関する情熱と喪失と。彼に関してはキャラクター的には特に変更もないが、魅力的に描かれたのではないか。結末を見ると再登場等はどうなのだろう。
デントと同じく善と悪の間で揺れ動き、その決断を迫られた人間が他にもいる。これもデントとの対比でみることができる。フェリーの乗客だ。彼らはデントとは違う選択をする。彼らは一般人であり、与えられた選択肢も違う。選択にはインチキくささを感じなくもないが。それでも彼らはこちらを、ハーベイはあちらを選んだ。それが彼の、物語に関われる理由でもある。両極の2人の間に挟まれた人間の中の突出した存在、それがハーベイ・デントなのだ。
それ以外のこともいくつか。 これまでバットマンの映画では恋愛がらみで大抵ヒロインに正体がバレていましたが、今回はそこが改善されている、と言えなくもない。かしら? 人によっては嫌な改善方法でしょうが。 あとは冒頭、対スーパーヴィラン用でよく使われる外骨格仕様のバットマンスーツが登場。まだ試作段階のようです。 バットマンの偽物が銃を使ったところで偽物と皆がわかったが、肝心のバットマンも銃やそれに類するものを本作では結構使っている気がする。違和感を感じた。 今回もカーチェイスとかがありますがやはりこの辺は無くていいのではないか。バットマンのアクション部分で期待するのは爆発とかカーチェイスではなくて、バッタランとかパンチです。
とりとめがないがこのような感想でした。面白いけれどもすっきりしない、そういう印象。リアリティを持たせたがために手からこぼれるものが出る。それは仕方がありません。それでも皆を救うべく戦うのがヒーローです。そのヒーローに対するカタルシスをもう少し与えてくれてもよかったのではないかと。
ダークナイト終了。先輩からメールが入ってた。確認。うあ、わたくし日にちを1日間違っておりました。道理で待ってもいらっしゃらないわけです。無駄にご迷惑をおかけしました。
なので明日も映画さ!
(更新 2008年8月11日 (月) 17時33分) / 0 コメント
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